アレルギー
アレルギーとは、食べ物やダニ、花粉など、本来は体に害のないものに対して免疫システムが誤って過剰に反応し、さまざまな症状を引き起こす状態です。日本では現在、2人に1人が何らかのアレルギーを持っていると言われています。

子どもの代表的なアレルギー疾患

小児喘息

小児喘息は、乳幼児期(6歳まで)に約80%が発症します。かぜを引いた後に咳が長引く、夜間や明け方に激しく咳き込む、運動したときに「ゼーゼー・ヒューヒュー」といった呼吸の音がする(喘鳴)のが典型的なサインです。

アトピー性皮膚炎

赤くなる、カサカサする、ブツブツができるといった痒みのある湿疹が、良くなったり悪くなったりを繰り返す慢性の皮膚疾患です。乳児期は顔や頭、幼児期以降は首や肘・膝の内側などの関節部分によく見られます。皮膚のバリア機能が低下していることが主な原因です。

食物アレルギー

特定の食べ物を食べた後に、皮膚の痒みやじんましん、咳、嘔吐などの症状が出ます。乳幼児期は卵、牛乳、小麦が三大原因ですが、多くは成長とともに食べられるようになります(耐性獲得と言います)。
正しい診断と適切な治療が必要です
血液検査(IgE抗体)だけで判断し、必要のない食品までやみくもに除去することは、お子さまの栄養や成長の面からも推奨されません。当院では、お話を伺い、症状に合わせた「必要最小限の除去」を基本としてアドバイスします。また、肌荒れ(アトピー)の傷口から食べ物の成分が入り込むことでアレルギーの原因になる(経皮感作)ため、乳幼児期からのしっかりとしたスキンケアが食物アレルギー予防にも繋がります。

アレルギーに伴う主な症状

  • ブツブツが出てかゆい
  • のど、口の中がかゆい
  • 目がかゆい
  • 呼吸が苦しそう
  • 鼻水、鼻詰まり、くしゃみが止まらない
  • 嘔吐下痢がある

アレルギー検査について

当院では、迅速アレルギー検査「ドロップスクリーン」を導入しています。指先の少量の血液採取で済むため、お子さんにも低負担で検査を受けていただけます。約30分で検査結果がわかるため、その日のうちにご説明が可能です。
ドロップスクリーンとは
  • 指先からの一滴の血液で検査可能
  • 吸入系・その他19項目と食物系22項目のアレルゲンの検査が可能
さらに詳しい検査が必要と判断した場合は、適切な医療機関にご紹介させていただきます。
ドロップスクリーン

舌下免疫療法について

当院では、スギ花粉症またはダニ抗原によるアレルギー性鼻炎のお子さんに対して、舌下免疫療法を行っています。
治療開始に先立ち、診察や検査を行いスケジュールなど詳細を決定します。
治療中に転居等で通院されていた医療機関への受診が難しくなった方はこれまでの検査結果をご持参ください。
舌下免疫療法は、定期受診かつ最低3年程度の治療期間が必要です。ご理解とご協力をお願いします。

対象となるお子さん

対象となるお子さんは、スギ花粉症またはダニ抗原によるアレルギー性鼻炎のお子さんです。
当院では、6歳以上のお子さんを対象としています。
より詳しい情報や災害時マニュアルなどは、厚生労働省・日本アレルギー学会運営の「アレルギーポータル」もぜひご活用ください。